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第9回ここ掘れ! 長野調査隊 報告書

第9回ここ掘れ! 長野調査隊 報告書

2019年11月13日

長野の魅力発掘プロジェクト「ここ掘れ! 長野調査隊」は、私たちが長年暮らしてきてよく知っているはずの長野地域の魅力を、新鮮な視点で探索するNUPRI独自の企画です。

9回目となる今回は11月13日に実施され、過去3回はバス企画が続きましたが、久しぶりに中心市街地に戻って参りました。今回の対象は皆さんよく御存知の善光寺です。テーマは『善光寺 その知られざる秘話』で、実際に本堂周辺を巡りながら善光寺の歴史を紐解き、そして、私たちが日頃から身近に感じている善光寺の知られざる世界を気づくことで、善光寺の新たな魅力を発見したいと考えました。「今更、なんで善光寺なの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外にも知らないことが多いことに気づかせてくれたのが、今回の「ここ掘れ!長野調査隊」でした。今回も30人の定員を上回る応募となり、長野市民の善光寺に対する関心の高さを感じました。

9時に大本願に集合し、淵之坊 副住職 若麻績憲義様の先導で始まりました。大本願副住職の鷹司誓榮様に、「明治維新と伏見宮誓圓尼公」と題して、当時、廃仏毀釈の風潮の中、善光寺を寺院として存続するよう守り抜かれた伏見宮誓圓尼公に関してお話しいただきました。今となっては、廃仏毀釈の波が善光寺にまで及んだことなど信じられませんが、いただいた資料にあったように戸隠が神道に改宗した史実を知ると、改めて伏見宮誓圓尼公の功績が大きなものであったと感心するばかりであります。
また、会場内には普段私たちの目に触れることのない貴重な古文書を展示していただき、その古文書を拝見しながらのご講義は、参加者にも大変わかりやすく感じました。

ご講話の後、場所を大勧進に移して、境内をご案内いただきました。大勧進の本堂ともなっている萬善堂をはじめ、明治天皇が休息された他、多くの皇族がお立ち寄りになった行在所、そして無量寿殿では、御開帳の際に前立本尊が保管されている特別宝庫からどのように出されるかをご説明いただきました。今回は特別に通常では入ることができないところまでご案内いただきました。

大勧進をあとにして向かったのは本堂ではなく、本堂の裏でした。本堂裏には石塔が多く並んでいますが、これらは徳川家大奥供養塔とよばれ、春日局など大奥関係者を供養するために建てられたものです。ここで今回の予定していた時間が過ぎてしまいました。善光寺をテーマにしながら、本堂は素通りで入らずじまいというのが、いかにもNUPRIらしいかなと思います。

参加した会員や一般市民の皆様には、終了後にお褒めの言葉もいただき、これも鷹司誓榮様をはじめ、大本願、大勧進のご協力のおかげと感謝いたします。

当企画は私たちが長年暮らしてきてよく知っているはずの長野地域の魅力を、新鮮な視点で引き続き探索して参りたいと思っています。今後も多くの市民の皆様のご参加をお待ちしています。